理容・美容業界の人のための専門WEBマガジン「RiBi-Zine(リビジン)」のメイク講座。
今回は人気メイクアップアーティスト栢木進さんによる「童顔の女性を少し大人っぽく見せるメイク術」講座です。
このステップではアイメイクについて解説します。
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■■■書き起こし■■■
■アイメイクのポイントと使う筆の選び方(0:00〜)
はい、それではアイメイクに入りたいと思います。
大人っぽく見せたいので、あまりマットな色とか・・・例えばピンクとかそういうスイートな感じよりもちょっとツヤ感がある、しっとりとした色が目元に入るとしっとりとくるのかなと思って、今回はこれくらいの色を使っていこうかと思っています。
で、若干ツヤがある・・・ラメというか、そういうツヤがある色をニュアンスで入れていこうかなと思います。
まず使う道具なんですが、柔らかい太めの筆です。
ここをまぶた全体に使います。まぶた全体を使う時はこれくらいの柔らかい太い筆。
もう一つ、色をもうちょっとしっかり乗せたい時は、もうちょっとハリとコシがある筆をこういうキワに使います。
もう一個。もっとキワを塗る時はもっと細い筆、これもハリがあります。
ハリがあった方が、しっかり細かいところが塗れるんですよね。
柔らかい毛だと色が乗らないので、なじませる感じに効果的なんですけど、色をキワのところに乗せるのであれば、ハリやコシがあった方が効果的です。
この3本をメインで使っていこうかと思います。
■塗るポイントと筆の使い方(1:54〜)
まず、まぶた全体にこの辺の色ですね・・・ふんわり入れてきます。
最初にも言ったように、彼女の目が丸いので全体に丸く入れちゃうと本当にまん丸になってしまうので、あんまり上まで入れません。
ちょっと細長い感じで横に・・・それをイメージして色を乗せていきます。
全部の色がそういうイメージですね。あんまり丸く入れるとまん丸になってしまうので横に・・・細長に入れていきます。
筆を使う時も、もう一個ポイントがありまして、この筆を使うんですけど、両側ありますよね。
色を乗せる時は片面だけに・・・付いた方で色を乗せます。付いていない方で色をぼかします。
片面だけ使うようにしてください。そうすると色をコントロールしやすい。
今は色を乗せているのか?色をぼかしているのか?自分でコントロールしやすいので。
両方付けてしまうと、どこまでも色を乗っけてしまったり、どこまでも色がボケてしまうので、そういう意味でもちゃんと片面だけ付けてください。
全体に乗せていきます。
ちょっと軽く、ニュアンスだけなのでサラッと・・・サラっと・・・本当にニュアンスです。
もうちょっとしっかりとした筆で、今度はこれくらいかな・・・これもやっぱり片面だけ。
もう少し、キワの方を色を乗せていきます。
これも彼女の目に気をつけながら、あんまり丸く目の玉の形に沿って丸く入れすぎてしまうと、丸く入りすぎてしまうのでちょっと細長に。
高さは出さずに横をちょっと出す感じ。
あんまり入れてしまうと、すごく濃くなりすぎて逆に似合わなくなってしまうので、あくまで柔らかく。
今このラインが残っていますよね。ここは残ってしまうすごくラインぽく見えてしまうので、ここは太い筆でぼかします。
ぼかしていくんですけど、さっき使っていない方、何も乗っけていない方でこのラインをぼかしていきます。
はい、こんな感じでしょうか。
■アイラインのなじませ方(5:24〜)
まだちょっとラインが残っているので、ここをもうちょっとさっきと同じ色、明るい色を足してなじませていきます。
今、色が2段階入っていますね。こことここ。もう少しキワも濃く入れていこうかと思います。
3本目の細い筆で、キワを入れていきます。これも絶対に片面だけ。
ラインとかではないので、本当にシャドーでぼかしていく感じなので・・・ニュアンスですね。ちょっと深みが出たと思います。
これでアイラインを引いていきます。あんまり今・・・まつげの下、インサイドは引いていません。ここね。ここは引いていません。
あんまり引いちゃうと、あんまり深みが出すぎちゃうのかなと思うので、あえて今回は引きません。
その代わり、アイラインをすっと横に、ここのキワの目のキワに沿って入れていきます。
ここのライン、皆さんわかりますか?ここのラインですね。すっと流れていくと涼しげな目になります。というところを目指していきます。
アイラインはリキッドでいきます。ここからぐーっと今見つけたライン、目のエンドに沿ってラインをちょっと引きます。
ちょっとこれだと色が出ないので、ガイドとして薄く入れるのが見えるかな・・・その上からもう少しラインをくっきり入れていきます。
アイラインで本当に1ミリ2ミリで、ぐっと印象が変わってくるので。
まつげのキワを埋めるように入れていきます。これだけで、だいぶしまりましたよね。
■色の深みのコントロールの仕方(8:57〜)
ここからもう少し下の印象を、ボトムの方にシャドーを入れていきます。
これも同じ色ですね。さっきと同じ色。こっちの辺ですね。ここだとちょっと暗すぎるので、ここらへんのシャドーの色のニュアンスを付けていこうかと思います。
あんまり全部この目頭の方まで囲ってしまうと目が丸くなってしまうので、外側を中心に意識して入れていきます。こういう感じですね。
アイメイクがある程度シャドーが乗ったところで、もうちょっと深みのコントロールを最後にしていく時に、キワからこの上から沿うように・・・一番濃いやつですね。
キワに乗せて、そのシャドーを更にキワに色を集めように、ちょっとずつ色をなじませていきます。
さらに2番目の筆で、ここからもうちょっと下に色を乗せていきます。
これも色を内側に集めていくようなイメージ。こう外には行かないです。
こう外にずらしてしまうと、どんどんシャドーが外に広がっていってしまうので、キワに色を集めるような印象・・・こういう筆の動きです。
これはもちろんシャドーが付いている面でなぞっています。
3番目の筆で、さらにその外側を色をなじませていく。
これは色は付いている方の面でやっているのだけど、最後に付いていない面であとはぼかしていきます。
これで色の深みのコントロールをしていくと、より繊細に・・・スゴイ細かいんだけど、より繊細に色のグラデーションが出てきます。
はい、こんな感じでコントロールしていきます。
■まとめ
・ブラシは数種類使い分ける
・ブラシに粉を取る時は常に片面だけ
・色をボカす時はキレイな面で
・自然なアイラインはまぶたの丸みの延長線で
・様子を見ながらシャドーの深みを足していく